目次/Contents
DL180 Manila-Tokyo(Narita) Oct/2019
デルタ航空の東京・成田国際空港発着のアジア方面への以遠権路線が廃止となる前の2019年10月に、以遠権路線の乗り納めということで、デルタスカイマイルの特典で搭乗してきました
DL180便 マニラ・ニノイ・アキノ国際空港→東京・成田国際空港まで、エコノミークラスに搭乗でした
デルタ航空のマニラ路線に搭乗する予定ではありませんでしたが、下記にあるように旅程変更によりマニラ路線に乗ることになったのでした
この当時はデルタ・ゴールドメダリオンのステータスを保持していましたが、特典航空券での搭乗だったからか、残念ながらコンフォートプラスへのアップグレードもありませんでした
搭乗機は、B767-300ER(N1602)
引き続きデルタ航空のマニラ路線は、アメリカ本土から直行便ではなく、成田空港から代わって、ソウル・仁川国際空港発着の以遠権路線が就航予定(コロナウィルス休業明けに就航予定)です
また、機会があれば特典か何かで搭乗しようかなと
旅程変更により…/Due to schedule change…
そもそも成田発の以遠権路線の乗り納めとして私が選んだのは、2019年10月下旬のDL168便 シンガポール・チャンギ国際空港→東京・成田国際空港のエコノミークラスでした
デルタ航空スカイマイルの特典航空券で発券していましたが、ちょうどお盆休みのヨーロッパ行きに出発する段階になって、デルタ航空がシンガポールからの撤退を早めたため、9月23日(シンガポール発)で運休が決まりました
珍しいアライアンスをまたいだ振替、ANAのB787-10運航便への変更の連絡メールを受け取ったのは、ちょうどお盆休み初日の成田空港で台北行きのエバー航空のフライトを待っていた時でしたが、すぐに電話し、事情を説明して残る以遠権路線であるマニラ路線に予約を変更してもらいました(正確に言うと一旦DL168をキャンセルして、DL180を取り直し)
こうして、私にとってのデルタ航空・成田発以遠権路線の乗り納めは、2020年10月下旬のDL180便に決まりました
チェックイン/Check in
マニラ・ニノイ・アキノ国際空港では、デルタ航空が利用していたターミナル3でチェックイン
フィリピンはインドなどと同じく、ターミナルビルに入るときにも搭乗券(Eチケット控え)のチェック、荷物チェックで並ぶため、朝からいきなりストレスがありました
チェックインカウンターでは、ゴールドメダリオン会員でしたので、スカイプライオリティ・レーンを利用でき、サクッとチェックイン完了
パシフィックラウンジ/Pacific Club Lounge
出国審査・セキュリティチェックを終え、制限エリアに出た後は、一応上級会員(デルタ・ゴールドメダリオン会員)でしたので、指定されたパシフィッククラブ・ラウンジを利用しましたが
フィリピンクオリティという感じでしたね…
搭乗/Boarding
出発は112番ゲート
ゲートへの入口前で再度手荷物検査を受け、ゲート前で待ちました
いろいろ細かく決めておかないと搭乗口に乗客が殺到してしまうからか、搭乗順はかなり細かく別れており、ただのゴールドメダリオン会員では、あまり優先順位が早くなかったです
グラウンドスタッフの段取りも良くなかったため、搭乗にも時間がかかりました
デルタ航空の今までの標準的な機材であるB767-300ER
エコノミークラスは2-4-2列の並び
ゴールドメダリオン会員の特典の一つである、コンフォートプラスへのアップグレードは叶いませんでした
でも、大洋をまたぐ多くの路線でも使用されている機材ですので、シートピッチもそんなに狭くないので、大丈夫
降機時によくわかりましたが、基本的には成田からアメリカ本土へ乗り継ぐ乗客で、ほぼ満席
出発/Departure
晴天のもと、マニラ・ニノイ・アキノ国際空港を30分ほど遅れて出発
中東へのフィリピン人の出稼ぎ需要が旺盛なようで、様々な中東系のフライトがあるマニラ
カタール航空もB777-30ERという大型機材を充てています
2018年8月に着陸失敗して滑走路を外れた、厦門航空の機材でしょうね
ルフトハンザのテクニカルがあったりするニノイ・アキノ国際空港
ルフトハンザのハンガーにはBAのA380-800、隣のハンガーにはKEのA380-800が整備中のようでした
離陸/Take off
南西に向かっての離陸でした
機窓から1/From Window 1
フィリピンといえば、おなじみのSMの大きな倉庫群が見えますね
一旦マニラ湾の海上に出ました
海上で右旋回し北東へ針路を取ります
マニラの中心部を眼下に見ながら
ルソン島を横断し、太平洋上にでました
あとは房総半島が見えてくるまで、ひたすら海上のフライトです
機内食/Inflight meal
エコノミーでもきちんとメニューがあるのはよいですね
朝発なので、メインはオムレツかフィリピン風チキン炒めの2択
とりあえずハズレが少なそうなチキンを選択
全体に、フィリピンクオリティな感じでしたが、食べられないことはなく
よく乗っていた台北発に比べると、残念な感じではありました
それにしても、フィリピン発の機内食のパンは、なんでこう酸っぱい感じなのか…
米系らしくクランベリージュースをもらい
デルタの特徴でもあるスターバックスのコーヒーもいただきました
機窓から2/From Window 2
日本に近づくと、高い高度でも曇りがちでした
タキシングするBAのB787-9 Dreamlinerを見ながら、東京・成田国際空港、B滑走路に着陸
ここからだとデルタの巣だった、第1ターミナル北ウィングまで遠いこと遠いこと
でも、デルタ航空で成田空港に到着するのもこれが最後になるかと思うと、感慨深いものがありました
たぶん初めて利用した21番ゲートに到着、だいたい定刻でした
21番ゲートは、ゲートの手前で先にトーイングカーをつけてから、トーイングカーに引っ張られてゲートに到着する運用だとは知りませんでした
ただでさえB滑走路に着陸してからターミナル1の北ウィングまで遠いのに、最後の最後でまた時間がかかりました…
まとめ/Summary
自分にとって、最後に利用したデルタ航空の成田空港発着アジア方面の以遠権フライトは、マニラ発のDL180便
今まで徐々に旧ノースウェスト航空から引き継いだアジア方面の以遠権路線が縮小されてくる中で、台北路線を中心に多く利用してきました
それだけにデルタ航空の成田空港完全撤退、日本路線のフライトが2020年夏スケジュールから羽田空港に集約されたことは、自分にとっては大きなニュースで、成田空港のスカイクラブの雰囲気も好きでしたし、寂しい気持ちでいっぱいです
日本の航空行政の迷走に振り回されて、テクニカルの拠点を築いたり成田空港に莫大な投資をしてきたデルタ航空が、その成田を見切らざるを得ないようになったのは、不憫でなりません
アメリカ本土からの直行便がないアジア方面へのハブはソウル・仁川国際空港になり、以遠権路線はマニラ路線のみで、その他は大韓航空のコードシェア便に取って代わられてしまいました
また、これもデルタ航空に起因することではないんですが、マニラ発ということで、今までデルタ航空の以遠権フライトを利用してきた台北や上海に比べると、発地の空港のハードもソフトもレベルが貧弱だったのが悔やまれます
そもそもの予定通りだったら、思いっきりアウェイのシンガポール・チャンギ空港発とはいえ、もっとストレスも少なく、長い時間のフライトが楽しめたかと思うと、残念でなりません…
私のデルタ航空フライトの搭乗記は↓
http://solo-traveler-mo.net/?s=Delta+DL
フライトデータ/Flight Data
デルタ航空/Delta Air Lines
DL180 Economy(N)
MNL マニラ/Manila
→NRT 東京(成田)/Tokyo(Narita)
Aircraft B767-300ER(N1602)
Gate Departure 8:40(8:10)
Taxi Time 10m
Takeoff 8:50
Landing 13:17
Taxi Time 27m
Gate Arrival 13:44(13:50)
Duration 4h4m(4h40m)
※DL特典
※最後までお読みくださった皆様へ
コメントなどいただけましたら、管理人のやる気が出ます
よろしくどうぞ↓↓↓