デルタ航空 保有するB777の全機を2020年末までに退役
中国・武漢で発生し世界中に感染が拡大したCOVID-19(新型コロナウィルス)の影響で、国際線の旅客輸送はほぼ全滅、貨物輸送は大忙しという状況で、航空会社にとってはつらい時期がまだまだ続いています
大幅に縮小してしまった旅客需要が回復するまでに数年はかかると言われる今、燃費の悪い古い機材をどんどん退役させる航空会社が増えています
そんな中、今週5月14日にデルタ航空は、保有するB777型機の全18機を今年2020年末までに退役させることを発表しました
デルタ航空は、B777-200ERを8機、より長距離を飛ぶことができるB777-200LRを10機と、B777は意外と少ないという印象ですね
超長距離路線のアトランターヨハネスブルグ路線を始め、オーストラリア路線などに投入されていましたが、太平洋路線にも充当されていたため成田空港でもお馴染みでした
後継は、最新のA350-900とのことで、1座席あたり21%も燃費が向上するとのこと
デルタ航空 B777-200ER/LR@成田空港
先日、デルタ航空の記事を書く際に、発掘された昔の写真を紹介するシリーズですが、ちょうどこの話題が出ましたので、成田空港で見ることができたB777を振り返ります
“The Spirit of ATLANTA”のマーキング入りのB777-200LR
同じく超長距離路線を飛ぶことができるB777-200LR
こちらはB777-200ER
日本路線絡みでは、このB777(B777-200ER/LR)が退役してしまいますが、
他に、アメリカ国内線に残っていたMD-88、MD-90型機に 至っては、予定を前倒ししてこの6月に退役してしまうそうです