インドネシアの首都ジャカルタ・スカルノハッタ国際空港からジャカルタ市街までの新しいアクセス手段、レールリンクについての記事
第6回は、ジャカルタ市街の終点BNI City駅に到着したあと、どうすればよいか
周辺のアクセスについてです
BNI City駅周辺
BNI City駅に到着し、そこからジャカルタ市街の目的地に行く場合の交通手段は、行先によって異なります
現状はタクシーか、徒歩で移動してトランスジャカルタやバス、またコミューター路線の電車になりますので、初訪問だったりジャカルタに慣れていないと少しキツイかもしれません
その際は、空港からブルーバードタクシーの方が無難かもしれないことを先に述べておきます
しかし、BNI City駅の近くで間もなく開業する予定のMRTの駅(Dukuh Atas駅)も作っていますので、開業後は便利になるかもしれません
1.ブルーバードタクシー
駅を出て地上に降りたところに、ブルーバードタクシーが待機していますので、それに乗って移動することができます
駅の敷地内に入っているので、追加料金などがあるのかは不明
荷物が多いときなどは、タクシー料金が安いジャカルタだし、これがオススメ
※ジャカルタでは、誰に聞いてもまずこのブルーバードというタクシー会社のタクシーに乗ることを勧められます
私も、それが一番安全やボッタクリに対するリスクが低いと思います
Pusakaというブルーバード系列の会社も同じようにオススメできますし、ブルーバードがいない時は、Expressという白いタクシーあたりはまだ利用してもいいと思いますが、その他はボッタクリやメーターを改造してあるとか、そういうのも多いのが現状です
以下、BNI Cityから少し歩いて他の交通手段を利用する方法を書きますが、日中はいいですが夜間など暗くなってからは、安全のリスクを考えると無理をしないでタクシーを利用したほうがよいと思われます
2.駅に乗り入れているバス(実際に運用されているの?)
Web上などで事前に調べた際には、トランスジャカルタのバスが駅まで乗り入れているという情報がありましたが、私が訪問した2018年11月には、そのようなバスは空港から到着した際も、また空港に向かう際にも発見できませんでした
たまたまなのかもしれませんが、私は詳細はわかりませんでした
3.Sudirman駅からコミューターの電車
上の地図で、BNI City駅を出て右方向に大きな陸橋(Jalan Sudirman、スディルマン通り)が見えますので、そちらに向かうと、陸橋をくぐってSudirman駅まで行くことができます
たぶん5分もかからないくらいです
その際に、線路際(本当に際)の通路を進むと、そのままジャカルタのメインストリートの一つであるスディルマン通りの陸橋をくぐれます
くぐった先がSurdirman駅で、BNI City駅のホームからもすぐ先に見えます
線路際の通路は線路側は柵がありますが、反対の道路側は柵がなく、地上より高い場所なので落ちないように注意が必要です
この仮設感はなに?という感じでした
歩いていても、普通にすぐ脇をコミューターの列車が通過していきます
4.Tosari ICBCからトランスジャカルタ1
実際、私はBNI Cityについた際にこれを利用しました
少し北のMonasあたりに宿泊するホテルがあったため、トランスジャカルタに乗って数駅移動しました
行き方は、地図上で上方向(北)に向かう矢印です
前述のSudirman駅に向かう通路から下りて、線路に沿った道路をスディルマン通りの方に向かい、陸橋をくぐらずに左方向、スディルマン通り沿いを進むと、UOBプラザ(写真の青っぽいビル)の前にトランジャカルタのTosari ICBC駅があります
写真で、道路をまたぐ陸橋がTosari ICBC駅で、BNI Cityから10分はかかります
トランスジャカルタは、道路の中央のバス専用レーンを使う交通システムで、バスが走っていますが、ちゃんとホームのある駅から乗車します
ちゃんと自動改札があって、デポジット付きのICカードを購入して乗りますが、運賃が激安ですので、うまく利用すると移動のコストが抑えられます
私はだいたいトランスジャカルタの路線沿いに泊まることが多く、いつも利用しています
Tosariを通るトランスジャカルタのコリドー1という路線は、北のジャカルタコタから南のブロックMまで南北を縦断するメイン路線で、途中ハルモニとか乗換駅も通るため便利です
5.ジャカルタMRT M1(2019年3月開業予定)
渋滞の激しいジャカルタでは、日本の支援で新たにMRTを作っており、最初の路線が2019年3月までに開業予定です
(インドネシアのことなので、実際に開業するまではわかりませんが…)
前述のスディルマン通りの陸橋のあたりに、MRTの駅を作っていましたので、開業するとこれを利用できると思われます
Dukuh Atasという名前の駅になるようです
便利になると思いますが、注意点としてはこの最初の路線はM1南北線の第1フェーズということで、この駅から北に向かって1駅目のホテルインドネシア駅から南方向に開業するようです
南部へのアクセスは向上すると思われますが、ホテルインドネシアより北方向はフェーズ2のジャカルタコタまでの区間が開業するまで、引き続きトランスジャカルタを利用することになるでしょう
どんどん開業予定が繰り下がり、第2フェーズは2024年ということで、まだまだかかりそうですね
まとめ
こうして記事にすると、BNI City駅からは様々な交通手段を利用できることがわかりますが、タクシー以外は少し徒歩移動が必要ですので、暑いジャカルタだし、暗くなると安全性が低下しますので、よく考えて利用したほうがよいと思いました
現状を整理すると、まもなくMRTが開業すると利用客が増えそうな気がしますし、それを見越してわざわざBNI City駅を今の場所に作ったのかということで、狙いはわかります
※今回書いた手段の他に、スディルマン通りの陸橋の上のバス停からのバスを使うことや、GrabやGojekなどをAPPを使って呼ぶことができると思いますが、割愛しています
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