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Renfe TALGO 00694 Sevilla, Santa Justa-Cordoba【Turista Plus Class】MAY/2019
セビージャまでマドリーからはRenfe(スペイン鉄道)の高速列車AVEを利用しましたが、セビージャからコルドバまではTALGOを利用しました
TALGOといえば、今回乗ったような軌間可変の客車列車で有名ですが、必ずしも軌間可変ではなく一軸台車連接型客車の総称で、電車バージョンも最近はあるようですね
ちなみに、私が初めて乗ったTALGOは、2006年の卒業旅行ヨーロッパ周遊の際に、バルセロナ・フランサ→モンペリエで乗ったCATALAN TALGOで、ステンレスの車体に赤いラインの入ったTALGO IIIという車両で途中スペインとフランスの国境のポル・ボウ駅で乗車しながらの軌間変更という、貴重な経験をしました
※1969年から走っていた、TEEの流れをくむTALGO IIIを使用したこの伝統の列車も、スペイン国内とフランス国内の高速新線がつながったタイミングの2010年12月18日に廃止となっています
今回は、高速新線を経由するAVEやAVANTでもよかったのですが、並行して走る在来線を経由するTALGOでも1時間強でしたので、乗り比べのためにTALGOを選択、TALGO VIという車両に乗車しました
在来線区間(広軌)のみでしたので、乗車中の軌間変更はありません
乗車券はRenfeのWebで予約し、駅の券売機で発券しました
列車詳細/Details of train
TALGO 00694
セビージャ・サンタ・フスタ/Sevilla-Santa Justa 8:35
コルドバ/Corcoba 9:45
※乗車したのは始発のセビージャからコルドバまでの短距離の区間ですが、この列車は長距離を走り、バレンシア北(16:02)、バルセロナ・サンツ(20:00)を経由し、終着のバルセロナ・フランサに20:34に到着します
セビージャからバルセロナまでは高速新線経由で5時間台で結ばれていますが、それとは別の経路で結んでいる列車です
さすがに12時間ぶっ通しで乗車する人は少ないんでしょうが…
車両/Car : TALGO VI
ツーリスタ・プラス・クラス/Turista Plus Class : 14.40Euro
セビージャ・サンタ・フスタ駅/Estación de Sevilla-Santa Justa
始発となるセビージャ・サンタ・フスタ駅には、早めに到着し、朝マックしていました
朝の7時台で涼しかったので、滞在していた旧市街のオスタルから徒歩で駅まで来ました
広い吹き抜けのフロアで、乗車するTALGOのホームが電光掲示板に表示されるまで待ちます
乗車/Boarding
高速列車用のホームからではなく、在来線のホームから出発するため、手荷物のX線検査はなし
そのままホームに入ります
右側が乗車するTALGO VIの車両で、断面が横長で、低重心な構造なのがわかります
スペイン、ポルトガルのイベリア半島の在来線は、広軌1,668mmなので、線路幅が広いです
この記事を書いている私も線路の間に収まるかというくらいに…
TALGO VIの客車を引っ張る電気機関車は、252型というシーメンス社のユーロスプリンターの亜種でした
これはスペインでは、よく見る機関車で、客車に比べて背が高いのが特徴的です
TALGOの客車は低重心のため、低いホームとの段差も少ないです
連接台車なので車両の間に台車があり、しかも1軸なので車輪が左右1つずつ
車輪が少ないこともあり、車両も1両あたりの長さは短く、13mほどです
乗車券はツーリスタ・プラスで発売されていましたが、乗車する車両の表示はプリフェレンテ・クラスでした
AVE以外はプリフェレンテでも食事の提供はありませんが、なんだかお得な感じがしますね
車内/Interior
車内はプリフェレンテの表示ですので、1+2の3列でシートが並びます
シートは転換しません
シートはリクライニングしますが、起こす倒すの2段階
事前にイヤホンが配布されていました
肘掛け下にイヤホンの差込口と、チャンネル操作ができるようになっています
前席の下には電源のコンセントがあります
頭上にはモニターがあり、GPSを用いた現在地の表示などの列車案内がされていました
車窓/From Window
アンダルシアらしくオレンジ畑が広がっていることが多かったですが、丘の上に古城があったりと、なかなか楽しい車窓でした
この区間では、高速新線がほぼ並行して走っており、途中でセビージャを後から出発したAVEが、あっという間に抜かしていきました
タタンタタン、タタンタタン…という感じの通常の走行音ではなく、一軸台車のタン、タン、タン、タン…という独特の走行音です
コルドバ駅/Estación de Córdoba
セビージャ・サンタ・フスタ駅を出発して1時間強
定刻通りに、コルドバ駅に到着
高速新線(標準軌)が4線、在来線(広軌)が4線の掘割式の駅でした
ガラスを多用した、外光がよく入る明るい駅舎です
線路が見えませんので、駅舎のパット見は鉄道駅かどうかよくわからない感じです
コルドバも旧市街が有名ですが、徒歩でも15分くらいで行くことができます
ちょうどパティオという花祭りが開始となるタイミングでの訪問でしたので、メスキータやアルカサル以外にも街歩きが楽しめました
まとめ/Summary
セビージャ→コルドバの移動の際、スペインの名物列車であるTALGOに乗車しました
ツーリスタ・プラス・クラスの乗車券でしたが、車両の表示によるとプリフェレンテ・クラス(1等車)でした
スペインの列車は日本と比べると圧倒的に料金が安いので、都市間の移動では積極的に利用してみてはどうでしょうか?